現在急速に実社会に浸透しているドローンは、2020年には15兆円の市場を創出すると予想されており、ドローンの機体のみならずそれを活用したサービスやアプリケーションの研究開発が盛んに行われています。本企画では,ドローンのエンタメへの応用やドローンにしかできない社会的な試みなどを,実演を交えて皆さまに紹介したいと思います.
ドローンレーサーによるデモフライト
各地で開催されるようになってきているドローンレースの中には,優勝賞金額が1億円を超えるものもあり,新しいショービジネスになろうとしています.パイロットは,通常,HMDをかぶり,ドローンに付けたカメラによる映像(First Person View; FPV) を見て操縦します.そのため,かなりの動体視力と反射神経の極限を競うレースになります.また,ドローン操縦テクニックの全体的なレベルアップを促すという役割も担っています.
本イベントでは,様々なレースで実績を持つレーシングパイロットを招待し,ドローンの並外れた飛行能力を発揮する彼らの操縦テクニックを実際に見てもらうことができるデモフライトを会場内で実施します.また,ドローンのFPV映像なども同時に鑑賞できるようにし,ドローンのエンタテインメント応用の可能性などを,皆さんに考えていただくきっかけにしてもらえればと思っています.
カラスとしゃべるドローン
カラスの実害には,農村のみならず都市部でも多くの方々が大変悩まされています.この問題に対して各地でいろいろな対策も講じられているようですが,カラスはとても賢いため,どこもいたちごっこで,抜本的な解決には至っていません.空を自由に飛べるドローンが,もし,単なる脅しではなく、カラスとしゃべってコミュニケーションをとることがができれば,この問題をとても平和的に解決できると思います.本セッションでは,そのような目的を持って進めているプロジェクトの中から,カラスを騙すための”見た目”がそっくりな剥製カラスロボットのプロトタイプ製作の様子と鳥型ドローンの開発エピソードを紹介し,ショートデモを行います.
スケジュール
16:40 企画説明およびカラスとしゃべるドローンについて(M601 大会議室)
末田 航(国立シンガポール大学),塚原 直樹(総合研究大学院大学)
17:10 デモ会場へ移動
17:20 ドローンレーサによるデモフライト(1Fおよび2Fの吹き抜け)
協力
オーガナイザ:消極性研究会(SIGSHY)
レスポンスモンスター
森口皓貴、橋本優太郎、湯浅賢悟、日暮拓海、南里英幸、別所美由、小畑茉莉菜、小川真智子
(明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科福地研究室2年)
エンターテインメント・コンピューティングシンポジウムでは毎年学会参加者全員で遊ぶ「オーガナイズドゲーム」を行っています。今年のオーガナイズドゲームは明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科のチームによる企画「レスポンスモンスター」です。登壇発表やデモへのリアクションなどシンポジウムへの参加がゲームを進める上で重要な鍵となっています。どうぞお楽しみに!
- 高精度音環境感性実験室
- 国内外最大級を誇る無響室,防音シールド,およびスピーカ昇降装置群
- マルチメディア実験室
- 世界最高次数157ch包囲型スピーカアレイを用いた超高精細音空間再生システム
スケジュール
9月17日(土)
- 13:00~13:30
- 13:45~14:15
- 14:30~15:00
希望者は受付でお申し付けください.整理券配布し,1グループ6人程度で先着順です.いずれのグループも開始時間に受付前に集合です.デモ発表1の時間中ですので注意してお申込みください.